FXを始める前に釣りをしてみよう

FXと釣りは非常に似ています。釣りは餌を構えてひたすら魚がかかってくるのを待ちます。うまくいかないなと思ったら場所を変えたり位置をずらしてみたりします。基本的には自分ができることは、餌を設置することだけで、あとはすべて魚や水の流れに任せなくてはなりません。

FXも同様で、ポジションを持ったらあとはひたすら待つことが大切です。ポジションの種類や通貨を変更することはできますが、値動きを自分の思い通りに操作することはできません。もちろん巨額の資金があれば動かすことが不可能ではありませんが、それができる人はFXに手を出すようなことはないでしょう。もっと大きな投資をしているはずです。

もし釣りをしていてイライラしたり飽きてしまうような場合、FXにも向いていないかもしれません。ただひたすら気長に待つことができ、時には餌を捨てて違う場所に移動することができる人は取引でも成功する可能性があります。特にお金が絡むと射幸心があおられますので、そんなときでも冷静に判断できるかどうかが大切なのです。市場はもちろん自然ではありませんので、市場の心理によって動きます。

人の心理を客観的に想像する力も必要です。今までのレンジから下がろうとしていたり上がろうとしているときは、ロスカットを誘発して大きく値動きをすることがあります。冷静な判断をすればどちらに投資をすればよいかわかってきますので、そうした局面を見ることも良い投資チャンスを見つけるためのポイントです。