FXの取引をするためにはいろいろなスタイルが想定されますが、それらを大きく分けると順張りと逆張りの二つになります。順張りはトレンドフォローと呼ばれることもあります。トレンドフォローという呼び方からどのようなものかは見当がつくでしょう。つまり、トレンドに追随する方法を指します。
上昇トレンドのときには買いポジションを持ち、下降トレンドの時には売りポジションを持つというのが基本的なスタイルです。これに対して逆張りは上昇している場合には反落するタイミングを見て売りポジションを持ち、下降しているときには反発するタイミングを見て買いポジションを持ちます。この二つの違いを言葉で説明すると明確ですが、実際のFXのトレードでは曖昧に見えることもあります。例えば買いポジションを持つ場合を考えてみると、一旦下落してきた状態のどこかで反発して上昇に転じるわけですが、上昇に転じる前に買うのが逆張りで、上昇してから買うのが順張りと言えるでしょう。
逆張りが成功すれば底値圏から天井圏までの値幅を利益にすることができますが、反転するタイミングを見つけるのは非常に難しいと言えるでしょう。そのため、ハイリスク・ハイリターンのスタイルだと言えます。順張りの場合、上昇が始まってからエントリーして、下落が始まる前にクローズしますから、利益は小さくなります。しかし、上昇を確認してから買うことができるために、リスクは小さいと言えるでしょう。
FXではこのようにリスクと絡めて考えることが必要となります。